【インタビュー特集】心理学ベースで“根本原因”から整えていくカウンセリング
― 夫婦・親子・恋人。違いではなく「背景」を丁寧にたどり、答えを引き出す ―
本ページは、全国カウンセリングナビ編集部が、掲載者さまの回答をもとに構成・編集したインタビュー記事です。
── 現在は、どのようなご活動・ご相談を中心に対応されていますか?
ご相談は夫婦関係を中心に、親子関係・恋人関係など幅広くお受けしています。 ジャンルは違って見えても、根本には「幼少期からの経験」や「自分の中にある課題」が関わっていることが多く、 それが夫婦関係として表れるのか、親子関係として表れるのか、という違いだと捉えています。
そのため、表面的な出来事だけでなく、ご本人の背景や捉え方を丁寧にたどりながら、 今起きている問題の“根っこ”に近づいていくことを大切にしています。
── 対応方法や活動年数、これまでのご相談件数について教えてください
対面とオンラインの両方で対応していますが、現在はオンラインのご相談が多いです。 対面はどうしても地元の方が中心になる一方、オンラインでは北海道から熊本・宮崎・鹿児島まで、 全国さまざまな地域の方からご相談をいただいています。
開業(届け出)からは約6年。ご相談件数は、ざっくりですが数百件(300〜400件程度)です。 「まだまだ」と感じつつも、一件一件を丁寧に積み重ねてきた実感があります。
── カウンセラーとして活動を始めたきっかけを教えてください
きっかけは、心理学を学び始めたことです。当時は会社員でしたが、 学びの中で先生が行うオープンカウンセリングのデモを見て 「こういうことができたらいいな」「力になれるのかもしれない」と興味が湧きました。
ただ実は、最初から「カウンセラーになりたい」が先ではなく、 自分の中に課題があり、そこに向き合うために学び始めたのが先でした。
── 心理学を学んで、ご自身に起きた変化はありましたか?
変化は大きいです。イライラが「なくなる」わけではないのですが、 対処法がわかるようになって、戻ってくる時間が短くなりました。 子どもとのやりとりでも、過度にイライラしすぎない/悲しくなりすぎない、 ざっくり言うと「安定してきた」と感じています。
会社員当時の仕事面でも変化がありました。以前は電話対応で厳しい言葉を言われたり、クレーム対応が多かったのですが、 学びを実践するうちにそうしたことが減り、 「次も指名するね」と言われることが増えたのも印象的です。 初期の頃には、対面接客で「神様みたい」と言われて驚いたエピソードもありました。
── ご自身の強み・特徴だと感じている点は何ですか?
正直、私はもともと自分にあまり自信がないタイプです。 ただその分、「もっと良くなりたい」「クライアントさんに良い影響を届けたい」という思いが強く、 学びを欠かさないことは自分の特徴だと思っています。
日常的には、経験の長い方の発信を聞いたり、本を読んだりしつつ、 地域やオンラインの学びの機会(体験セッション等)にも申し込みます。 知識だけで終わらせず、実際のカウンセリングに活かせるよう、 ワークや働きかけなど「実践に近い学び」を探して受けています。
── カウンセリングの特徴(進め方)を教えてください
大前提として、否定せずに受け止めることを大切にしています。 そのうえで、私は自分でも「分析は得意」と感じています。
たとえば「これが原因だ」とご本人が思っていることがあっても、 探っていくと原因が違うことは多いです(むしろほとんど)。 だからこそ、独りよがりに決めつけず、質問を重ねて一緒に原因を絞っていきます。
原因を知りたい方にはお伝えしますが、向き合う準備がまだ難しい方には無理に渡しません。 厳しく否定されたような印象を受けてしまう場合があるからです。その方が受け入れられる範囲の中でワークをしながら、根本原因に近づいていく形を取っています。そうやって自分自身のことを深く知って認めていくことで、自分で解決する力が育まれていきます。
── カウンセリングで大切にしていることを教えてください
大切にしているのは、 姿勢、しぐさ、目線、言葉を通してクライアントさんのお話しを聞くこと。 答えはご本人の中にあるので、私の見立てを「だよね」と決めつけないようにしています。 「そう感じますか?」「こういう気持ちはありますか?」と、問いを重ねながら答えを引き出します。
ゴールは、ずっと私に頼ることではなく、 ご本人が自分で心のケアができるようになること。 自分の思考や感情を自分で整えられる“セルフナビゲーション”ができる状態を目標にしています。
── 「依存させてしまった」失敗から学んだことがあると伺いました
あります。始めた頃、頼られることが嬉しくて、結果的に依存を生んでしまった時期がありました。 それはクライアントさんのためではなく、 自分の価値を上げたいという気持ちが前に出て私が依存していたことでもあったと気づいたんです。
クライアントさんの依存先が変わっただけでは、本人の力は育ちません。 そこから「クライアントさんが自立できるようにする」ことに軸を置き直し、 今は クライアントさん自身が「私だから大丈夫」 という土台を一緒につくる支援を大切にしています。
── 継続のご相談について、印象的なことはありますか?
継続の方は多く、年に1回、数年ぶりに「ちょっと聞いてみたい」と来られる方もいます。 自分でケアできなくなったタイミングで思い出してもらえるのは、ありがたいです。
新たな課題に見えても、実は過去にクリアしたテーマが少し顔を出しているだけ、ということもあります。 「大丈夫。過去にも越えているから」と整理していくと、 「私、大丈夫だった」と思い出してもらえて、短い時間で終わることもあります。
── 最後に、これからカウンセリングを検討されている方へメッセージをお願いします
カウンセリングって、怖いと思う方もいると思います。 「怪しいのでは」「ジャッジされるのでは」「悪いところを責められるのでは」 そういう印象を持つ方も、まだいるかもしれません。
私の中では、カウンセリングは歯科検診くらいの感覚です。 心が疲れていないかな、思い込みすぎていないかな、変な癖がついていないかな、 そういう“心の状態”を一度見直して、整えていく場所。 話したり、質問に答えたりする中で気づきが生まれ、 「自分が好きな自分に戻れる」「自分を許せる」「他者との良好な関係」につながっていきます。そんな「私」になるための時間を、まずあなた自身にプレゼントしてあげてほしいと思います。
そして、実名を言わなくてもいいですし、仕事や住所など細かい情報も必須ではありません。 「ちょっと話してみようかな」「聞かれたことに答えてみようかな」 そのくらいのスタンスで、気軽に来ていただけたらと思います。
くろき ふみこ(夫婦のための相談室Piéce tok)
心理学をベースに、夫婦関係を中心として親子・恋人など幅広いご相談に対応。
対面・オンライン両方に対応し、現在はオンライン相談が中心。北海道から九州まで全国から相談が届く。
開業(届け出)から約6年、相談件数は300〜400件ほど。
否定せずに受け止め、質問を重ねながら根本原因に近づくスタイルが特徴。
伝えすぎず、答えを引き出し「自立・セルフケア(セルフナビゲーション)」をゴールに伴走する。
- 全米NLP協会公認 マスタープラクティショナー
- LABプロファイル® プラクティショナー
- 天命発見瞑想コーチ
- 瞑想カウンセラー
- みかどクリニック認定 心音セラピスト
- TCカラーセラピスト
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